2018-05-15

About Sugar Glider


フクロモモンガの生息地:
インドネシア(ニューギニア島)、オーストラリア(オーストラリア大陸北部および東部、タスマニア)、パプアニューギニア(ニューギニア島、ビスマルク諸島)

フクロモモンガの特徴:
体長16cm-21cmで、尾は胴体よりも長く、人の親指ほどの厚さの胴を持つ。体重90g-150g。毛色は背面がパールグレイで、一部が黒とクリーム色である(鼻筋から頭頂部、背中にかけて黒のラインが走る)。腹面は顎の先端から尻尾のつけ根までクリーム色が一般的である。黒色に縁どられた大きな瞳、鼻はピンク色、頬部はクリーム色、耳は斜め前方に張り出し、褐色である。尾は先端がやや細くなり、末端の四分の一は黒くなっている。

フクロモモンガは全部で28本の歯を持ち、下の歯2本が切歯として大きく前に突き出している。舌は細い。 ハムスターとは違い頬袋のようなものはないので口腔内に収められる量は少ない。有袋目であり、メスは腹部に育児嚢を持つ。

解剖学上で最も顕著な特徴は飛膜 (patagium) と呼ばれる前肢の第5指から後肢の最初のつま先まで伸びる左右対称の器官である。樹木の間を滑空するのにこの飛膜が使用され、展開された場合、ハンカチ大になる。 飛膜は主に食糧資源を得る効率的な方法として使用され、また天敵から逃げるためにも活用される。しかし木から木へと滑空する能力は鳥類の捕食動物に対してはあまり効果がない。空中での適応は鳥類やコウモリ類などの非常に専門化された翼や飛膜と比較し、幾分不器用そうに見えるが、飛膜を操りながら約50mほどの長距離滑空ができる。滑空する際は、木から後肢を使ってジャンプし、行先の木の幹に到着する約3m手前で、後肢を胴体に近づけ、四肢全てが一緒に接触するように上向きに舞い降りる。

フクロモモンガの生態:
フクロモモンガは巣穴に適した樹洞のある樹木があり、また十分な食料のある地域に生息する。小型で警戒心が強く、また夜行性であるため野生下で見つけることは困難であるが、アカシアやユーカリへの樹皮剥がしなどの食痕から、フクロモモンガが生息していることが分かる。

通常、明確な縄張りを持たず、他の個体と共有し、シェルターとして利用可能な樹洞があれば、1km2あたり1頭の割合で生息する。7匹以下(1匹のオスのリーダーに、5頭がメスや幼獣で構成)の群れで巣を共有し、縄張りを守るその時期での幼獣と過す。オスの成獣は唾液や臭腺でマーキングし、額やまた額および胸で作り出されるにおいを持つグループのメンバーに印を付ける。マーキングのない来訪者は激しく排除される。オスのリーダーはグループのメスや幼獣に会い、ほとんどマーキングをする。成獣のメンバーが死んだ時、普通は交代がある(グループのオスのリーダーの場合は、外部からオスを入れる)。気候のよい南側では、真冬(6-7月)に繁殖が始まる。オーストラリア北部では特定の繁殖期はない。

主な捕食者はオオトカゲ、有袋目の肉食獣(フクロネコ、Kowari、Mulgara、Antechinuses等)、フクロウ、ワライカワセミ類、外来種ではキツネ、ネコ、ディンゴなどがある。 食性は地方や季節により変化するが、雑食性でアカシアや数種のユーカリの樹液、果汁、花粉および昆虫類などの節足動物等を食べる。

メスは通常2頭の新生児を産む。新生児は約70日育児嚢で育ち、後は巣の中で40-50日過ごす。その後、巣の外側で食料を確保し、普段は母親から世話を受ける。若い個体は通常7-10ヶ月でグループのなわばりを抜ける。時々、空いているエリアがあれば新しいグループを形成するが、なわばり争いは激しく、独立した最初の一ヶ月を生き残る個体は少ない。飼育下での寿命は約15年である。

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